ふとした瞬間に、「日本語っていいな」と思うことがあります。
特に、人と人とのつながりを大切にする言葉には、
日本ならではの温かさが込められている気がします。
たとえば、「ありがとう」。これは「有り難し」、
つまり「めったにないこと」からきているそうです。
誰かがしてくれた親切や、日々の何気ない恵みを「当たり前じゃない」と
感じられる心が、この言葉には込められているのかもしれませんね。
そして、「おかげさま」。これもよく使う言葉ですが、実はとても奥深いもの。
自分一人の力で生きているのではなく、誰かの助けや支えがあるからこそ、
今がある。そのことを自然に受け入れ、感謝する気持ちが、この言葉の中には流れています。
似た言葉に「おたがいさま」もありますね。助け合うのは当たり前。
今日は自分が助けてもらったけれど、いつか自分が誰かを助ける番がくる。
そんな「支え合いの心」を、たった一言で表現できるって素敵だなと思います。
また、「もったいない」という言葉も、日本独自の精神文化が宿っていると感じます。
単に「無駄にしない」という意味ではなく、そのものが本来持つ価値を大切にする心。
物だけではなく、時間や人とのご縁にも当てはまる言葉ですよね。
そして、「ごめんなさい」。謝るという行為はどこの国にもありますが、
日本では「申し訳ない」という気持ちが強く込められています。
相手との関係を大切に思うからこそ、心を込めて伝える言葉。
そこには、相手を尊重する気持ちがにじんでいる気がします。
こうして考えてみると、日本語には人と人とのつながりを大切にする文化が
息づいていることを改めて感じます。
言葉は、その国の人々が何を大切にして生きてきたのかを映し出すもの。
だからこそ、日々何気なく使っている日本語の中に、
温かい精神が流れていることに気づくと、ちょっと嬉しくなりますね。
今日も「ありがとう」と「おかげさま」を大切にしながら、穏やかに過ごしたいなと思います。
MASATO
魔沙斗の写メ日記
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3/15 日本語に宿る、やさしさの心魔沙斗