雨が降ると、人は皆、守りたがる。
傘を差し、足早に通り過ぎて、濡れないことに必死になる。
でも本当に濡れたくないのは、服でも髪でもない。
たぶん、心だ。
無理して笑うのも、強がるのも、
晴れた日のほうがずっと忙しい。
雨が降ると、景色が静まる。
騒がしい世界の音が消えて、
本音だけが残る。
それに気づけたのは、
今日みたいに曇った空の下、
自分と向き合う余白があったからだ。
だからなぎは、雨の日も嫌いじゃない。
なぎの写メ日記
-
梅雨なぎ