おはよ
こんにちは
こんばんは
━━━━━━━前回の続き━━━━━━━━
コートの中央に
1人佇む。
相手チームは
もう、おれにボールを当てたくて
うずうずしてるのが伝わってくる。
(よし。腹にきたらキャッチ)
(足元らへんにきたら跳び箱を飛ぶような跳ね方で避けよう)
心のなかでその2通りの決心ができた。
相手が投げる体制に入り
おれも構える体制に入る。
ボールはおれの頭上を
ゆっくりと通り過ぎていった。
「そのパターンか...」
そう。相手チームは
外野にパスを繰り出した。
パスを受け取るやつは
だいたい投げるのが上手なやつだ。
クソまず
おれは颯爽と外野から距離をとろうと
少し早めの乱れたムーンウォークで
バックする
相手がブリを付けて
投げてきた。
想像以上の投球で
思わず体が勝手に避ける体勢になった
上手く避けれたけど
速攻そのボールは内野選手の手元に返ってきた
クソまず
距離を取る余裕が無い
(取るしかねぇ)
膝を落としいつでも
投げてこい!の
体制に入る。
予想通り確実に仕留めにくる投球をしてきた。
ボフ
「次はおれじゃあ!」
奇跡的にキャッチできた。
おれが投げるより
外野に野球をしている奴がいたから
おれも相手チームの頭上へ
ボールを繰り出そうとパスを投げた。
ぼふ
力加減をしくった
外野に届かず
相手チームに普通に取られてしまった。
クソまず
おれは急いでムーンウォークを始める。
すごくベタだが
足がからまって
普通にコケてしまう!
「ちょ!!まっ!!!!」
ドゥクシ!!!
思っきりおれはボールを当てられた。
(あぁー、負けたかあ。なんもできんかったなあ)
終了のホイッスルが鳴らない。
「まあ、そーなると思ったわ」
さっきパスを渡そうとした
外野の野球友達が
コート内に入ってくる。
おれ「おめぇ、生きとん?!」
野球「おれは最初からずっと外野おってまだアウトなってねえよ」
クラス1野球も上手く
スポーツもできる。
余裕で1人ずつ相手チームを削っていく。
おれらのチームが勝った
いや...
野球野郎が勝ったと言った方が
正しいかもしれない
小学生の頃は
面白いやつと足が早いやつがモテる
全部そいつに持ってかれてしまった
おれが野球を始めたきっかけは
このドッヂボールの授業がきっかけなのだ。
とりあえず
おれはモテたかっただけ
なにこれ
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俺の名はアーサー・ボイル」
「騎士王だ」
貴様に名乗るなは無い!
By アーサー 炎炎ノ消防隊
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勝季の写メ日記
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〘 朝立ち4日目 〙勝季