「この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。」
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辺りが騒がしい。
視界がなんだか薄暗い感じであり
先程の妊婦さんが、必死にボクに問いかけている。
でもその声は辺りの騒ぎ声と、深夜にテレビを付けたときのノイズみたいな音とで
かき消されている。
この音はサイレン???
でも、気分はだいぶ落ち着いている。
まるで仕事から疲れて帰って暖かいお風呂に浸かってるかのような感覚に似ている。
急にサイレンが止まり、ボクの体が急にフッと持ち上がった。
どこか室内へ運ばれた感覚があった。
それと同時にまたサイレンが鳴り出す。
ここでボクは初めて気がついた。
刺されたんだ...
その時の事は全く覚えていない。
意識を我に返そうとしたら、やけに腹部が暖かい。
隣で妊婦さんが必死にボクに問いかけている。
「ごめんなさい。私の為に...でも、死なな...」
そうか、、、
この人を庇ったんだ。
段々と、声も遠くなっていく気がした。
海底に段々沈んでくかのように何もかもが
ゆっくりと消えていくのが分かった。
ボクの人生...
あ、そうだ
「彼女欲しかったな」
「母ちゃん、帰れなくてごめんね」
最後にこの二言だけを残してボクは
救急車の中で静かに息を引き取った。
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???「もう少し目を大きい方が...」
???「身長は176cmぐらいで..」
???「今流行りの細マッチョにするか..」
???「よし。こんな感じかな?」
「んー」
「あれ??」
ボクはあまり信じる方ではないのだが
ここは天国??いや、地獄?
にしては殺風景すぎるし、よくアニメや本などで出てくる閻魔様?はどこなんだ?
足の裏が妙に冷たい。
冬に風呂場へ足を運んだときの感覚と似ている。
辺りは真っ暗で視界はほぼ0。
でも微かに音が聞こえる。
ん?音....???
いや、声か...?!
だれ...
その時数メートルの距離で低めの声が
ボクの右耳の方から聞こえてきた。
???「あ..と....ォ...てる......か」
coming soon...
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ご愛読ありがとうございます。
次回第4話もお楽しみに。
よかったらXの通知を????にして頂けたら
嬉しいかぎりです
『おい。その作り笑いやめろ。』
By 五等分の花嫁 上杉 風太郎
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勝季の写メ日記
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〘 転生したらセラピストだった件 第3話 〙勝季