弦之介です。
女風の存在価値って何かな？と考えてみたことはありますか？
僕は女風セラピストとしてサービスをご提供する立場で、事あるごとに考えます。それこそ議論が起こる度、問題が起こる度・・・。
■手探りの日々
5年ほど前に始めた頃はこの世界の事を全く知らなかったしよくわかっていなかったので、お客様が何を望まれているのかは未知数でした。
感覚的に男性用とは違うだろうなとは思っていましたが「そういうことか！」と視界が開けたのは、貪るようにXのTLを読み、みなさんのご意見を伺い、先輩女風セラピストのみなさんの写メ日記を読みまくってからでした。
時間にすると2～3ヵ月ぐらいでしょうか。
その後コロナによる休止期間を個人的に設けるのですが、その頃に前の店舗を辞めて女風セラピスト浪人？になります。
その時期が自分にとってはとても大切だったと思っています。
■人との繋がり
外出自粛により人と直接会えないことのフラストレーション、孤独感、内に向かうベクトル・・・。
東日本大震災と原発事故以来の、未来への不安による地に足が着いていない感覚。
そんなことを感じずにはいられませんでした。
そしてその時に欲していたものが「人との繋がり」。
自分がどれだけ誰かに元気付けられ、勇気づけられているのか改めて思い知らされたのです。
■決意
誰にも相談できない不安や不満を抱えている方にとっては、その悩みを考える時は孤独なんだと思います。
どうしようなくて、SNSやブログでその気持ちを言葉して自分なりに整理する方が多いのも頷けます。
でもやっぱり人との繋がり、温もりに勝るものはありません。
女風セラピストとしての自分を考えた時、その繋がりの対象になれたとしたら素晴らしいなと思うのと同時に、自分も繋がりを欲していました。
女風セラピストとして復活するときの自分のスタンスがこの時期に固まったのです。
■信頼と依存
どういう繋がりが理想なのかも時間をかけて考えました。結論は「信頼関係」でした。それを築くには何が必要かということも。
・時間を守る
・約束を守る
・言葉先行にならない
・気にかける
簡単なことだと思いますが、心を寄せなければ難しいことになるのもわかっていました。
その上で依存の関係は避けたいと。あるお客様に依存してしまったら他のお客様との信頼が築けなくなる可能性があるし、逆にお客様に依存されてもそれに応えることが難しいからです。
さらに依存の先には執着があります。僕は割と物事に執着する方なので、もしそうなったら毎日が崩れ落ちてしまうだろうなと考えました。
繋がりにはお互いの立場を理解した適切な距離が必要で、依存、執着はダメだと自分自身にリミットを設けました。もちろん、それは今も守っています。
■少しの存在
女風は恐らく人生のスパイスであり、不安を軽くする駆け込み寺のようなものだと思います。大したことは出来ません、少なくとも僕は。
でもスパイスのないカレー、薬味のない蕎麦、胡椒のない唐揚げ・・・（全部食べ物ですが笑）、の味気なさはご理解いただけると思います。
決してご飯や肉にはならない、なってはいけないけど料理が美味しくなる、またあのスパイスを使って食べたい、そう思っていただけるようなそんな存在でありたいと思っています。
少しだけ。
その少しが日々を素敵なものに出来るとしたら素晴らしいことだなって。
■女風の存在価値
あなたにとって理想の女風は何でしょうか？もしかしたら暇潰しかもしれませんし執着したいものかもしれません。
どんな形であれ、あなたの毎日が輝くきっかけになるような、そんな場所だったらいいなって思います。
（ここまで触れませんでしたが、揉みほぐしや性的な部分に関してはプロとしてサービスをご提供して喜んでいただく前提です）
風俗要素半分、風俗要素以外半分。
だから女風は「女性美風」。
※美風・・・美しい、よい気風・ならわし。
それが僕の今の考えであり、そうあって欲しいと願うのでした。
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