嫌なことがあって
どうしていいか分からない
暗く長いトンネルに入ってしまったのかも
進んでいる方向が会っているのか
出口はいつ見えてくるのだろうか
寂しくコツコツと無機質な冷たいトンネルを歩く
不安が押し寄せてくることだろう
下ばかり向いて歩いていたが、ふと顔を上げると
前からゆらゆらと小さい灯りが見えてくる
次第にその灯りはゆっくり近づいてくる
その灯りの正体が人と認識された時
不安が少し和らぐ
目の前にその人物が来た時
このトンネルの案内人と言うではないか
安堵と共に笑みがこぼれる
だがこのトンネルの出口はどのくらい先にあるのか
案内人でも分からないらしい
なぜならこのトンネルはあなたの心そのものだから
また不安が押し寄せそうになるが
案内人が口を開く
いきなり出口が見えてくることもあれば
長い月日を要すかもしれない
ただ、もう1人ではない
あなたの隣には灯りを持って一緒に歩く存在がいる
出口は今は見えなくとも安心していい
トンネルを抜けた時
一緒に喜びを分かち合おう、と
不安で立ち止まっていた歩が動き出す
不思議と出口は近いのかもしれない
santuario案内人三陰
三陰の写メ日記
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【トンネルを抜けるとそこは】三陰
